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JR連合は、「鉄道の特性を活かした持続可能な交通づくり」を標榜し、あるべき交通政策を明確化し、「21世紀鉄道ビジョン」「JR20年の提言〜7つのパートナーシップ〜」を掲げるなど、その実現に向けて交通政策に取り組んできました。少子高齢化や地方の過疎化といった、公共交通を取り巻く環境は厳しさを増しています。私たちJR連合は、地域の足を確保するという観点に立ち、これからもあるべき交通政策を発信し、その具現化に向けて取り組んでいきます。

JR連合交通政策の沿革

交通重点政策2022 (2022年5月)

JR連合は、政策課題の解決を一つひとつ積み重ねるべく、「交通重点政策」として緊急性を要する課題を中心に、各種課題に対する考え方をとりまとめています。今回の2022年度版は、昨年策定した「交通重点政策2021」をベースに、新たに、あるいは早急に取り組むべき喫緊の政策課題や、情勢の変化等を踏まえ変更した提言内容のみを取り扱う「追加版」として策定し、昨年版と併せてご活用いただく形としています。

今後とも、安全・安定輸送を最優先に、皆様に信頼され、国民の生活や地域を支えるJR産業を着実に発展させていくために、JR産業が置かれた現状と課題、私たちの要望・提言についてご理解いただき、その実現にむけてご協力を賜りますようお願いいたします。

持続可能な地域公共交通をつくるJR連合政策提言 (2022年2月)

人口減少・少子高齢化が進み、地方路線は大量輸送に適した鉄道の特性を発揮できずご利用が大きく減少しています。この課題認識は、2017年に策定した「JR連合鉄道特性活性化プロジェクト最終提言」にも盛り込まれていますが、そこにコロナ禍が拍車を掛けています。採算事業の利益を不採算路線に充当する「内部補助」はもはや限界にあり、持続可能な政策への転換が求められています。JR連合は、離職増加に歯止めをかけ、次代を担う人財を確保し、JR産業を将来に向けて魅力的で持続可能な産業にするべく、地域公共交通が抱える課題をとりまとめ、働く者の立場から提言します。

◇ 各種プロジェクト

JR二島・貨物経営自立実現プロジェクト (2019年11月〜2022年6月)

JR連合は、JR北海道、JR四国、JR貨物の経営自立を実現すべく、「鉄道ネットワークのあり方」と「経営のあり方」を一定切り分けた上で将来像を明確にし、2021年度以降の新たな支援実施等を通じて、その道筋を示していくことなど、具体的な提起とすべく取り組みを進めています。

中長期政策課題プロジェクト (2012年9月〜2017年6月)

JR連合は将来の鉄道・将来のJRを見据え、中長期的視点に立脚した政策課題に取り組みました。 

JR25年にむけた政策提言 (2011年6月)

〜国鉄改革を完遂し持続可能な交通体系を築くために〜

JR各社は2012年4月で発足25年を迎えます。JR連合は、JR25年の節目にむけ、あらためて鉄道をはじめとした公共交通の飛躍にむけて提言します。

総合交通体系に基づく交通政策の基本的方向 (2010年3月)

−持続可能な交通体系形成のための提言−[交通基本政策検討委員会答申]

JR連合は、2009年9月に「交通基本政策検討委員会」を設置し政策提言の策定に取り組んできました。「交通政策の基本的方針」の確立を通じて私たちの政策提言を実現するために、総合交通政策の確立に向けた同委員会の答申である「総合交通体系に基づく交通政策の基本的方向−持続可能な交通体系形成のための提言−」を提起します。

交通基本政策検討委員会緊急提言 (2009年11月)

〜高速道路をはじめとする自動車利用者の負担軽減に対する考え方〜

民主党政権が進める高速道路無料化施策に対し、総合交通政策の視点から、JR連合としての緊急提言をまとめました。

モーダルシフト推進のための提言 (2009年6月)

JR連合は、鉄道貨物の発展、活用にむけた中期的な政策実現をはかるための政策提言を策定しました。

JR20年の提言 - 7つのパートナーシップ - (2007年6月)

JR発足20年を迎え、「21世紀鉄道ビジョン」をベースとしながらも、鉄道の持続的発展と今後の10年を展望して、「7つのパートナーシップ」として整理した「現状と課題」を踏まえ、「今後のあり方」を明らかにし、その実現にむけて必要となる「国・地方自治体の役割」と「JRの役割」について提言をまとめました。

21世紀鉄道ビジョン (2003年6月)

JR連合は、「鉄道の特性を活かした、自動車に過度に依存しない、接続可能な交通づくり」を指向していくべきだと考えています。今後10年程度を展望し、国民、利用者に選択され続ける鉄道づくりを目指して、「21世紀鉄道ビジョン」を策定しました。